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2010-07-18

(38)New Unified Environment(NUE)の基本構想(1982)

| 01:03 | (38)New Unified Environment(NUE)の基本構想(1982) - わだばLisperになる を含むブックマーク はてなブックマーク - (38)New Unified Environment(NUE)の基本構想(1982) - わだばLisperになる

TAO関係の論文を漁っておりますが、今回は、

です。

これまで眺めてきたELISのプロトタイプはTAO/60で記述されていて、TAO/60は既存のLISPの拡張という感じなのですが、1982年のNUE(New Unified Environment)辺りからLisp+Prolog+Smalltalkという感じになってきます。

本文では、まだSmalltalkの取り込みの話はでてきておらず、Prologとの融合について解説されています。

まず、複数のパラダイムを統合する核言語としてLISPを採用した理由が述べられていますが「むしろ Lisp というより, S式という「前言語的言語」を基本枠組として選んだと言えよう」とのことで、S式の柔軟性が理由のようです。

また、S式については、「S式についてもう1つ注意しておかなければならないのは, 人間と機械の間の「共通言語 (深層言語)」としてのS式の優位性, 自然さである. S式は入出力が常に整形されていれば人間にとって決して扱いにくいものではない. もちろん機械にとってS式は機械内部表現と1対1に対応している. 我々はS式が, 人間と機械の双方向通信にとって, 少なくとも現時点の我々の技術レベルにおいて, 最も自然で直接的であると考える. 」とも述べられていてS式LOVEな人にとっては頷けるところも多いかと思います。

また後半は、PrologとLISPの融合について述べられていますが、当時の同様の試みであるLOGLISP、PROLOG/KR、DURAL等との比較が述べられています。

ちょっとした発見としては、論理変数は、TAO/ELISでは、

(equall _x _u)

のように_を付けて書きますが、この本文の時点では、Prolog/KRのように

(equall *x *u)

と書いていたようで、色々と模索が伺えます